
?PDMシステム導入の効果
開発・設計情報のDB化により、社内での設計情報の共有化はもとより、社外とのデータ交換が可能となり、コンカレント・エンジニアリングが可能となった。
以下に、PDMシステムを導入した某電機メーカを例にとって、その具体的効果を示す。
<某電機メーカのPDMシステム導入効果>
(1)設計効率のアップ(2.5〜3倍)
設計情報を製造と共有することにより、設計付帯業務を製造に移管し、その空いた時間で次の製品開発・設計を行うことにより、設計効率が大幅にアップした
図3.1.3 設計効率の向上
(2)PDMを使った部品の標準化と設計、製造コストの削減
PDMシステムの導入と部品の標準化活動を同時進行的に実施した結果、大幅なコストダウンを達成した。その要因としては
−部品の標準化により部品種を1/10に削減した。。(15,000種→1,500種へ)
−部品の管理コストを削減した。(1種あたり年間約1万円の削減)
−標準品の使用率が上がり、部品の購入単価が下がった。
−PDMによる部品検索時間が大幅に短縮した。(1/5程度)
−PDMによる生産性の事前評価が可能となり、再設計のむだを削減した。
−PDMにより試作部品手配情報や試作品のアセンブル情報を設計終了と同時にネットワークで製造に通知し、短時間にライン試作が可能となった
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